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株式の時価総額で長期投資。売買に迷った時に役に立つ!

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こんにちは、ととぼるだーです!

今回は、IPOセカンダリー投資の長期投資において私が注目する時価総額について書いていきたいと思います。

企業の現在の立ち位置や株の売買のちょっとした指標としても使えるこの時価総額。注目すべき数値です!

 

時価総額とは?

時価総額とは、会社の価値を表す一つの指標であり、以下のように計算します。

  時価総額 = (株価) × (発行済み株式数)

少し言い方を変えてみると、「その会社を全て買うのに必要な額」とでも言えるでしょうか。

ちなみに、現在日本の時価総額トップは、誰もが知ってる企業「トヨタ自動車(株)」ですね。何と20兆円を超えています。世界のトップレベルは、更に上をいっており約100兆円企業です(マイクロソフトやアップルなど)。

時価総額は会社の価値比較で使いやすい

この時価総額は、非常に便利に数字で、同業他社と比較する時に一番分かりやすい指標になるのではないでしょうか。

"分かりやすい指標"と言った理由ですが、少し例を出して見てみましょう。

日本の民間金融グループとしては最大級の規模を誇る2社「(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ」と「(株)三井住友フィナンシャルグループ」にを例に挙げて見てみます。

「(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ」と「(株)三井住友フィナンシャルグループ」の2019年3月11日時点での終値の株価は以下の通りでした。

  (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ:561.0円

  (株)三井住友フィナンシャルグループ:3855円

もし株のことを知らない人が単純にこの値だけを見た場合、三井住友FGの方が市場から評価されていると感じるかもしれません。

しかし、これに発行株式数をかけて、時価総額と言う観点から眺め直すとこんな感じになります。

  (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ:76,676.19億円

  (株)三井住友フィナンシャルグループ:53,946.92億円

こうして見ると、三菱UFJFGの方が「その会社を全て買うのに必要な額」としては大きいという事が分かります。

このように、会社を比較する上ではかなり"分かりやすい指標"だと思います。

投資にどう活用していく?

それでは投資にどう活用していくかですが、その前にIPO上場で初値がついた時点でどれくらいの時価総額になるのかをまずは知っておきましょう。

マザーズやJASDAQに上場する会社の場合は、概ね30〜200億円くらいでしょうか。少し幅があるように見えますが、だいたいこんな感じです。

東証1部や東証2部になると幅が結構広がって、数十億円の銘柄から数千億円の銘柄まであります(ソフトバンクのようにもう一桁上の銘柄もありますが)。ちなみに東証1部においては、100位の企業でも時価総額は1兆円を超えています。

それでは、私がよく使う考え方ですが、以下のような手順で買うかどうかの判断材料にしています。

  1. 狙ってる銘柄があった時に、まずはその銘柄の時価総額を調べる
  2. 狙ってる銘柄の事業内容などから、これぐらいの規模の会社にはなれるであろう同業他社をピックアップする。探せない場合は、とりあえず同業他社のピックアップでも良い。
  3. ピックアップした銘柄の時価総額を調べる。
  4. 狙ってる銘柄と同業他社の時価総額の比率を計算する。
  5. その比率が、自分の期待している株での利益率を上回っているようであれば、買い材料にする。

もう少し例を挙げて書くと、狙っているA社の時価総額が30億円だったとし、また数年後にこの会社ぐらいの規模まで大きくなるのではと考えるB社の時価総額が300億円だったとします。

この時、この比率は300億円/30億円=10倍なので、うまく行けば株価は10倍になるかもという予想が立てられ、この銘柄を買い候補にするといった具合です。

実際は第三者割当や公募などが行われることもあり、発行株式数の増加などもあるので、一概にその予想倍率にはならないですが、まぁ目安といったところです。

ちなみに、個人的には買いの時点で時価総額が100億円を超えるような銘柄は狙わないようにしています。これは単純に、例えば30億円が300億円になる方が300億円が3000億円になるよりも簡単ではないかという考えからです。

まとめ

PERやPBRなどを指標にすることが多いと思いますが、私の場合はPERやPBRは補助的な要素で考えていて、時価総額の方に重きを置いています。

とは言っても、時価総額とPER・PBRはすごくつながりのある数値なので、総合的に見られるとより良いのではと思います。ただ私の場合、何となく時価総額を見ている方が、簡単で焦らずに構えていられるのでそちらの指標をよく採用しています。

時価総額は投資の指標としても便利な数字だと思いますが、どんな会社がどれくらいの時価総額なんだろうと単に見てみるのも結構楽しいと思います。

最後に一言。私は時価総額が好きなんだ〜!