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IPOセカンダリー投資のお勉強 (2019年4月その1)

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こんにちは、ととぼるだーです!

今回は、以前にも書いたIPOセカンダリー投資のお勉強。過去のデータを見直してこれからの投資に役立てないか考えています。

なお、私はデータ解析の専門家でも何でもないので、その点は悪しからず。手入力で名前や数値を間違えることもあると思いますが、何卒お許しください。

4月4日(木)訂正:リバース注文の話の中で、この方法では終値で成行で売るということはできません。次の日に改めて売るか、又は保有するかということになります。誠に申し訳ありません。

今回のお勉強内容

IPOセカンダリー投資を中長期投資の視点で行っている私ですが、今回も前回同様に短期の視点でデータを見ていこうかと思ってます。

前回は初値をついた日を含む3日間のIPO全銘柄の株価に注目しましたが、今回は初値のついた日だけに注目して、更に初値が公開価格に対してマイナスだった銘柄だけに注目してみました。さて、何か面白い特徴は見つかるでしょうかね。

では、お勉強開始!

データを眺めてみよう!

とりあえず今回も直近のデータではなく、昨年の同じ頃のデータを眺めてみたいと思います。最初に全てではありませんが、表の項目説明を書いておきます。

市場:新規上場時の市場 (東1→東証一部、東2→東証二部、JQ→JASDAQ、東M→マザーズ)
公開価格:IPOの公開価格
初値:新規上場後の最初についた値段
初値対公開価格騰落率:公開価格に対する初値の上昇率 (0%であれば公開価格と初値が同じ。100%だと公開価格に対して初値が2倍になったことを表す)
高値、安値、終値の対初値騰落率:こちらは初値に対する各値の騰落率です。公開価格に対する騰落率ではありません。

それでは、2017年度1月〜現在のデータを以下に挙げます。今回も表が大きくて申し訳ない。

No
コード
銘柄
市場
上場日
公開
価格
初値
(1日目
始値)
初値
対公開価格
騰落率
高値
(1日目)
安値
(1日目)
終値
(1日目)
株価 対初値
騰落率
株価 対初値
騰落率
株価 対初値
騰落率
1 3978 マクロミル 東1 2017/03/22 1950 1867 -4.26% 1874 0.37% 1651 -11.57% 1680 -10.02%
2 3563 スシローグローバルホールディングス 東1 2017/03/30 3600 3430 -4.72% 3575 4.23% 3380 -1.46% 3410 -0.58%
3 7940 ウェーブロックホールディングス 東2 2017/04/10 750 721 -3.87% 743 3.05% 692 -4.02% 693 -3.88%
4 3564 LIXILビバ 東1 2017/04/12 2050 1947 -5.02% 2075 6.57% 1938 -0.46% 2055 5.55%
5 9260 西本Wismettacホールディングス 東1 2017/09/29 4750 4465 -6.00% 4475 0.22% 4340 -2.80% 4375 -2.02%
6 6555 MS&Consulting 東M 2017/10/05 1280 1250 -2.34% 1370 9.60% 1228 -1.76% 1229 -1.68%
7 7198 アルヒ 東1 2017/12/14 1300 1270 -2.31% 1340 5.51% 1260 -0.79% 1338 5.35%
8 7199 プレミアグループ 東2 2017/12/21 2320 2220 -4.31% 2338 5.32% 2213 -0.32% 2315 4.28%
9 3447 信和 東2 2018/3/20 1150 1106 -3.83% 1180 6.69% 1106 0.00% 1165 5.33%
10 6571 キュービーネットホールディングス 東1 2018/3/23 2250 2115 -6.00% 2260 6.86% 2101 -0.66% 2225 5.20%
11 9275 ナルミヤ・インターナショナル 東2 2018/9/6 1560 1501 -3.78% 1539 2.53% 1485 -1.07% 1494 -0.47%
12 3612 ワールド 東M 2018/9/28 2900 2755 -5.00% 2779 0.87% 2600 -5.63% 2680 -2.72%
13 4598 Delta-Fly Pharma 東M 2018/10/12 4770 4385 -8.07% 5090 16.08% 4385 0.00% 5090 16.08%
14 4423 アルテリア・ネットワークス 東1 2018/12/12 1250 1190 -4.80% 1268 6.55% 1150 -3.36% 1200 0.84%
15 9434 ソフトバンク 東1 2018/12/19 1500 1463 -2.47% 1464.0 0.07% 1282.0 -12.37% 1282.0 -12.37%
16 7047 ポート 東M 2018/12/21 1480 930 -37.16% 1080 16.13% 885 -4.84% 1080 16.13%
17 6232 自律制御システム研究所 東M 2018/12/21 3400 2830 -16.76% 2900 2.47% 2330 -17.67% 2623 -7.31%
18 1451 KHC 東2 2019/3/19 850 832 -2.12% 841 1.08% 804 -3.37% 810 -2.64%

データから何か分かるかな?

パッと見た感じ、こんな特徴を感じました。

  • 高値は初値を上回っている。
  • 市場によってそんなに違いはない。
  • 相場環境が悪いとき(2018年12月)のマザーズ銘柄の初値は荒れている。
  • 初値に対して10%以上下落する終値も存在。

皆さんは、どのように感じられたでしょうか。

公開割れで始まったということは、やはり人気がなく、又は注目されずに始まっていることになるので、初値から10%以上上昇するような銘柄はかなり少ないですね。

また下落する銘柄も半数くらい存在するため、公開価格割れをしたからといって初日に下値不安がないとも言い切れそうにない。

う〜ん、どうしましょう。利益を出す方法はないのでしょうかね?

利益を出す方法は本当にない?

でも、全く儲ける方法がないかと言うとそうとも思えません。

「初値が公開価格を下回った場合は、初値からx%上がったら売って、y%下がっても売って、そのどちらも当てはまらない時は終値で成り行きで売る」

こんな感じだと1銘柄だけでは負けることがありますが、公開価格割れの全銘柄でずっと同じ条件で行えば、合計として勝てる方法はありそうです。

例えば上記のxを6、yを6とした場合、上の表に限ってはプラスで終えることができます。

また、x%上がったら売るというのをいっそのことなくしてしまって、

「初値が公開価格を下回った場合は、y%下がったら売って、そこまで下がらなかった時は終値で成り行きで売る」

という方法でも、yの選び方次第で利益をそこそこ出すことができます(上の表の結果に限ってですが)。

ただし、これってサラリーマンにとっては難しい手法なんですよね。

と言うのも、初値がいつ、いくらでつくのか見ることができないからです。ちなみに、私もサラリーマンなので見ることができませ〜ん。

では、全く無理かと言うと、マネックス証券を使うと近い方法ならば取ることができます。

 

マネックス証券の株取引には、「リバース注文」という注文方法があります。これを利用します。

まず、「リバース注文」の「【親注文】買い注文」において「指値」にチェックを入れて、公開価格の1ティック下の値を指定します。これで、公開価格割れが起これば、その銘柄を買うことができます。

次に「【子注文】売り注文」において「ツイン指値」にチェックを入れ、最初の項目では「約定価格(親)+□円」の部分にチェックを入れて、"□"の部分に上で書いたx%にあたる価格を入れます。

この部分が"近い方法ならば取ることができます"と上記した部分で、この"□"には価格で入れるため、初値をある程度予想して入力する必要があります(例えば-5%の初値になるとか毎回固定で考えてもいいと思います)。

また次の項目で「約定価格(親)−□円」の部分にもチェックを入れて、同様に価格で"□"の部分を埋めます。

そして最後の項目で「成行」にチェックを入れて注文終了。

ただしこの場合、引成売りはできません。そこのところの対処も必要になってきます。

マネックス証券は注文方法が便利で本当に使い勝手の良い証券会社だと思います。

 

まとめ

今回は、利益としてはあまり多くは期待できないかもしれませんが、使い方次第ではそこそこ利益が出せるかもしれない方法に関して書いてみました。

でも、上記で書いた期間から得た結果ですので、この先も使える方法とは限りません。

ということで、何か皆さんも気づいたことがあったら是非とも教えてくださいね。では!

ちなみに、次回のお勉強ネタは今のところ全然思いついておりませーん(汗)

あと、前回、前々回で書いたNATTY SWANKYの集中投資ですが、ヤラれました〜(泣)

長期で持つとも書きましたが、一旦リセットして様子見にしました。意見をコロコロ変えてしまいすみません。

でも、保有するのを諦めたわけではありません。今後買う可能性はまだまだあります!